TOEICに特化したオンライン英会話で学べること

教材などでTOEIC対策をしてしまうと、「英語の理解はできても話すことができない・・・」といった事態に陥りやすいのですが、オンライン英会話ならスピーキング力を自然に身につけれるメリットがあります。
今後、注目されている新英語教育でも、コミュニケーションを重視する改革が行われており、「書ける・読める」を加えた「聞ける・話せる」の4技能の習得が重要視される時代へも対応できるのは嬉しいポイントです。
ただTOEIC対策ができるオンライン英会話は多く、どこを選んでいいかわからないという方も多いと思うので、人気業者に絞りこみ比較してみました。
TOEICに強いオンライン英会話の比較ポイント
1.料金&レッスン回数
ベストティーチャー | QQイングリッシュ | ネイティブキャンプ | 産経オンライン | |
---|---|---|---|---|
料金 | 16,200円 | 9,500円 | 5,950円 | 5,980~ 9,990円 |
回数 | 1回25分/ 毎日1回 | 1回25分/ 毎日1回 | 1回25分/ 毎日1回 | 1日25回/ 毎日1~4回 |
TOEICで高得点を目指す方には学生や新社会人の方が多く、料金の安さ=続けやすさに直結する部分だと思います。
毎月の支払が負担になり辞めてしまっては勿体ないので、無理なく通える価格帯のオンライン英会話を選びましょう。
2.TOEIC対策に特化したコースがある
ベストティーチャー | QQイングリッシュ | ネイティブキャンプ | 産経オンライン | |
---|---|---|---|---|
SW・LRどちらか | SWに特化 | LRに特化 | LRに特化 | LRに特化 |
コースの特徴 | スピーキング/ライティングに限らず、4技能の習得を行います。模試を中心に学習する為より実践的な力を身に着けることができます。 | TOEICだけで3つのコースがあります。L&Rに分け前半と後半の25分ずつで本番さながらの試験を受けることができ、タイムマネジメントの強化ができます。 | 本番試験と遜色ない問題で、レベルを分けて学習を進めます。リーディング/ライティングの技能を中心に身に着けていきます。 | 初級~上級に合わせた既存の教材に沿って、語彙・リスニング・リーディングの技術を学ぶカリキュラムを準備しています。 |
TOEICのための教材が一つあるようなオンライン英会話は沢山ありますが、TOEIC対策に特化したコースを用意しているところはそこまで多くありません。
SW(スピーキング/ライティング)とLR(リスニング/リーディング)で特化コースが分かれる中、ベストティーチャーだけがSW特化のコースを提供しています。
また、ネイティブキャンプはLR特化ですがスピーキングの練習が意識された教材内容になっていることもあり、バランスよく勉強をすることができます。
3.TOEICの目標得点
ベストティーチャー | QQイングリッシュ | ネイティブキャンプ | 産経オンライン | |
---|---|---|---|---|
目標得点 | レベルに合わせ 対応してくれる | 720点or 100点UP | 600点or 800点 | 450点 650点-750点 850点以上 |
TOEIC対策コースと一口に言っても、どれくらいの点数を目標としているかでコース内容は大幅に変わってきます。
ベストティーチャーであれば、あなたがどんなレベルを目指していても柔軟に対応可能になっていますが、その他のスクールの場合には特定の点数にターゲットを絞った内容で作られています。
4.独自システムを導入している
ベストティーチャー | QQイングリッシュ | ネイティブキャンプ | 産経オンライン | |
---|---|---|---|---|
独自システムの機能 | 【あり】 ・ライティング ・英文添削 ・復習機能付き | 【なし】 スカイプで教材を利用。 | 【あり】 ・教材を画面に表示 ・検索窓で和訳可能 | 【なし】 スカイプで教材を利用。 |
一昔前の(と言っても数年前とかですが、、)オンライン英会話と言えば、どこも外部サービスであるスカイプを使ってレッスンを行っていました。
しかし最近では独自にシステム開発しているスクールも多く、非常に使いやすくレッスンもしやすくなっています。
やっぱりスカイプだとレッスン画面を開きながら同時に教材を見ることができない等ありますので、特にスマホで受けるときなど不便だと思います。
そういった観点では、独自のレッスンシステムを使っているスクールの方がおすすめです。
TOEIC対策ができるオンライン英会話おすすめランキング
1位:ベストティーチャー

[box class="box26" title="TOEIC対策ができるおすすめのポイント"]
- TOEIC SW対策コースがある
- 低コスト(時間・経済面)でSWを攻略できる
- SWができればLRも効率的に上達
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ベストティーチャーでは著名なTOEIC SW対策教材「TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング完全模試」を利用してテスト対策をすることができます。
まず、ほとんどのオンライン英会話がLR対策を提供しているのに対して、ベストティーチャーはSW対策を提供している数少ないスクールです。
話せて書けるということは、多くの場合読めて聞けるというところに直結します。(聞けるというのは少し違うかもしれませんが)
映画の聞き取りとなると難しくても、TOEIC程度のリスニングであれば日本人で得意な方は多いです。LR対策は十分だという方はSW対策でベストティーチャーを利用してみると良いでしょう。
コース内容 | 通常英会話 12,000円 (日常英会話・毎日25分1レッスン) TOEIC・TOEFL・英検対策 16,200円 (日常・ビジネス・毎日25分1レッスン) |
無料体験の回数 | 1回 |
利用可能時間 | 24時間 |
予約の取りやすさ | 24時間受付(締め切り:20分前) とても取りやすい |
講師の人数 | 600名以上 |
講師の国籍 | 50か国以上 |
レッスン方法 | マンツーマン(Skype) 英作文 |
レッスン環境 | 静かで受けやすい |
教材の種類 | 豊富に用意 |
教材の金額 | 基本は無料 |
2位:ネイティブキャンプ

[box class="box26" title="TOEIC対策ができるおすすめのポイント"]
- 対策教材の内容が濃く評判が良い
- スピーキングの練習も同時にできるので効率的
- 料金が安く何度でもレッスン受け放題
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ネイティブキャンプではTOEIC600点を目指す人と800点を目指す人のための学習コースが用意されています。
問題のクオリティーも良いのですがそれ以上に優れているのが、単なるTOEICの点数アップだけでなく英会話の上達まで意識された教材の構成です。
どうやら問題自体は提携先の会社から借り受けているようですが、その問題を使ってどのように学ばせるかというところはネイティブキャンプ独自の構成となっているとのこと。
スピーキングの上達を意識して作られているため、LRだけでなくSWの対策にもなるのが嬉しいところですし、SWを受けなくてもスピーキング力がアップすれば嬉しいですね。
TOEICの点数が高くても英語を話すとなるとあまり自信が無いというのは日本人学習者のあるあるですので、その辺をクリアできるのは魅力と言えそうです。
コース内容 | 月額料金:5950円(無制限:1回25分) ネイティブ講師の指名は約1回2000円 |
無料体験の回数 | 7日間 |
利用可能時間 | 24時間 ※毎週月曜2〜6時はメンテナンス |
予約の取りやすさ | 24時間(締め切り:10分前) とても取りやすい |
講師の人数 | 7000人以上 |
講師の国籍 | 97カ国 |
レッスン方法 | マンツーマン (独自システム&アプリ) |
レッスン環境 | 静かで受けやすい |
教材の種類 | 豊富に用意 |
教材の金額 | 基本は無料 |
3位:産経オンライン

- 初中級者それぞれに対策教材がある
- 初めてTOEICを勉強するにもとっつきやすい
- 小テストや模擬試験も付属
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産経オンラインでは、初級者から中級者、そして上級者までそれぞれのレベルに合った教材が用意されています。
TOEIC学習においては英検のように明確に3級対策・準2級対策などと対策教材が分けられていないこともありますので各レベルで対策本が用意されているのは学習しやすいでしょう。
初めて受験する人のためにTOEIC450点突破レベルまで押し上げてくれる教材と、その後の650点~750点程度を目標にしている方、850点以上のハイスコアを目指す方と段階的に学習することができておすすめです。
利用する教材には小テストや模擬試験も付属しているということで、学習した後には実力を測ることもできるのでモチベーション維持にも良さそうです。
教材を購入しなければならないのが残念ですが、その点が気にならない人にはおすすめです。
コース内容 | 4,536円 (日常英会話・月8回) 6,264円 (日常英会話・毎日25分1レッスン) 10,580円 (ビジネス英会話・毎日25分・1レッスン) |
無料体験の回数 | 2回 |
利用可能時間 | 5~24時 |
予約の取りやすさ | 5~25時受付(締め切り:30分前) そこそこ |
講師の人数 | 240名以上 |
講師の国籍 | フィリピン人講師 |
レッスン方法 | マンツーマン(Skype) |
レッスン環境 | 静かで受けやすい |
教材の種類 | 普通 |
教材の金額 | 一部有料 |
4位:QQイングリッシュ

[box class="box26" title="TOEIC対策ができるおすすめのポイント"]
- TOEIC満点講師と共に開発
- コースは4技能全てに対応している
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QQEnglishのTOEIC対策コースは、元外交官でもあったTOEIC満点講師の三代澤義人(みよさわ・よしと)先生が監修しています。
様々な輝かしい経歴を持つ三代澤先生と二人三脚でマンツーマンレッスン用に開発した教材ということでそのクオリティーは高いです。
ただし、QQEnglishは元々フィリピンセブ島のオフラインスクールのため、オンライン前提で作られた教材ではありません。
少し金額も高いですが、興味がある方は無料体験してみてもいいかもしれません。
コース内容 | 4,685円 (月会費・月4~8回25分1レッスン) 5,378円 (日常英会話・毎日25分1レッスン) 10,260円 (カランメソッド・毎日25分1レッスン) |
無料体験の回数 | 2回 |
利用可能時間 | 24時間 |
予約の取りやすさ | 24時間可(締め切り:15分前) 取りやすい |
講師の人数 | 1,200名以上 |
講師の国籍 | フィリピン人講師のみ |
レッスン方法 | マンツーマン(Skype) 英作文 |
レッスン環境 | 静か |
教材の種類 | あまり多くない |
教材の金額 | 一部有料 |
オンライン英会話でTOEIC対策をするメリット&デメリット

TOEICで結果を延ばす利用方法
英会話の上達に比べるとTOEICテストの点数を挙げるのは比較的簡単だと思います。
英語を話せるようになるかというのは明確に何をやれば正解なのかというのが分からない感じもするかもしれませんが、それに比べてTOEICはテスト対策をすれば確実に点数を伸ばしていくことができます。
テスト攻略のテクニックもそうですが、ここでは土台となる英語の基礎力アップのためにオンライン英会話を使う場合について考えてみましょう。
1.短期&長期の目標を明確にして書きだす
TOEIC学習だけに限りませんが、英語学習をしているとモチベーションの維持に苦しむことが多いです。
明確な目標がなければ、友人と遊びに出かけたりと日頃の誘惑などに負けてしまうことも学習者あるあるだと思います。
長期の目標だけですと現実味が湧かないということもありなあなあになってしまうこともありますので、短期間で達成できるマイルストーン的な目標を用意しておくと良いでしょう。
2.話題の選定&不明点の洗い出しを行う
間違っていても意思疎通ができていればOKという英会話とは異なり、TOEICテストで点数を取るためには、はっきりとした文法・単語の知識が求められます。
オンライン英会話で会話力も上達させながらTOEICでも高得点が取れるようになるというのは理想ですが、そのためにはTOEICの結果に繋がるような話題の選定、不明な部分の徹底的な確認などをすると効率的です。
3.TOEIC対策用の教材でも学習する
実際にオンライン英会話を受け続けただけで英語力が純粋に上がりTOEICでも高得点を取れるまでになったという人はいます。
が、やっぱりTOEIC対策のために作られた教材で学習した方が効率的ですし伸びが早いのは事実でしょう。
TOEICには公式問題集というものが市販されているのでこちらを利用するのもいいですね。
公式TOEIC Listening & Reading問題集1
リスニングが本番試験よりも少し簡単という気もしますが、全体的に満足いくクオリティーになっているはずです。
TOEIC試験は2016年に問題形式が若干変更されて「新形式」と呼ばれるようになりましたが、その後に発売された本なので新形式にも対応しています。
昔の公式問題集ですと旧型式にしか対応していないので、これから勉強される方はこちらが良いかと思います。
公式TOEIC Listening & Reading問題集2
こちらも2016年の新形式移行後に発売された公式問題集です。
なんとリスニング音声は本番と同じ公式スピーカーが録音しているという本番さながらのクオリティーの高さです。
計400問ものテスト問題が用意されているので繰り返し利用して形式に慣れておきたいところです。
4.速聴・速読を意識して勉強する
TOEIC試験で一つ課題になるのがスピードでしょう。
英語力が高くて内容が問題なく理解できたとしても、TOEICテストで求められるスピード感がないと全問解くことは難しいです。
普段からリスニングやリーディングを勉強する際に速く読むことを意識しておくと良いでしょう。
リスニングに関しては速くというのが難しいかもしれませんが、一度で全て理解することを意識したり、倍速で音声を流したりなどの工夫はできると思います。
TOEIC対策ができるオンライン英会話のまとめ
さて、ここまでTOEIC対策のできるお勧めオンライン英会話スクールと、テストで結果を出すための日頃からの取り組みなどについて見てきました。
オンライン英会話ではベストティーチャーかネイティブキャンプがおすすめですが、相性が合う場合は産経オンラインも良いかと思います。
もし時間に余裕があるなら、2社くらい無料体験をしてみて実際に気に入った方を選ぶというのもいいですね。
TOEICはきちんとした対策を取れば必ず伸びますので、それにスピーキング力の向上も組み合わせることができれば一石二鳥です。頑張りましょう!