これからオンライン英会話で英語学習を開始する人に取って気になるのが、話せるようになるまでにどのような軌跡をたどるのか?どれくらいの時間がかかるのか?何をすればいいの?
ということではないでしょうか。これは気になって当たり前ですし、始めるときに理解しておきたいですよね。
そこで、オンライン英会話で英語が話せるようになるまでの道のりを共に確認し歩んでいきましょう。
オンライン英会話で話せるようになるまでの道のり
英会話の習得というのは義務教育課程の学校で受ける授業とは大きく違います。
英語学習者には大きく分けて2つのタイプがあります。
- 英文法を学ぶところから入る理屈タイプ
- 文法は学んだことがないが何故か話せる実践タイプ
ちなみに、実践タイプの人はブロークンイングリッシュになりがちですが、きちんとコミュニケーションが取れる範囲のブロークンイングリッシュであれば問題ないでしょう。
※文法というのはコミュニケーションを成立させる基礎なので、学んだかどうかは置いておいてもある程度守って話す必要はある
それぞれのタイプが英語を話せるようになるまでのステップを確認していきましょう。
理屈タイプの人が話せるようになるまで
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1英語の基礎知識が身に付く(インプット集中)
まずは英文法の基礎から学習を開始します。学校の授業よりは英語を発する時間が長いものの、基本的にはインプットの時間です。レッスンでは英文法の教材を選ぶことになるでしょう。
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2学んだ知識を使って話せるようにする(アウトプット集中)
学んだ知識を使えるものにするのがこの段階で、会話系教材に移行する時期です。しかしこれが苦手な日本人学習者はかなり多いです。というか、この段階に中々移行しようとせずに、ステップ1を無駄に継続し続ける人が多いです。(教材は会話系でも、レッスンの中身が練習ではなく勉強になってしまう)
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3よりスムーズに話せるように鍛える(ブラッシュアップ)
学んだことを活かして最低限のことを言えるようになった後は、速いスピードで流暢に話せることを目指す、ボキャブラリーの幅を広げる、通じる発音にするために発音矯正をする、という具合に、より高度な英語を話せるようにしていきます。
感覚タイプの人が話せるようになるまで
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1触れた英語をとにかく真似する
なぜこの英文だとこういう意味になるのかという「どうして?」という部分を考えずに、そういうものなのだと受け止めることでとにかく英語を口にしていきます。発話の多いタイプの会話系教材を使うことになります。
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2より伝わる英語へ矯正する
細かいことは知らないけれども英語を話せて最低限のコミュニケーションが取れるようになっているはずですので、更に伝わる英語にするために間違った言いまわしを直したり、発音矯正などをします。 ※よっぽどセンスのいい人は必要ないことも
自分のタイプに合った学習をすることが大事
英語学習で挫折する人の多くは学習スタイルが合ってないという人もいます。
本当に理屈タイプなんだけれども単純に勉強内容が全然理解できなくて嫌になってしまう人はどうしようもないですが、感覚タイプの人に理屈タイプの学習アプローチを取らせるとかなりストレスになるはずです。
感覚タイプの人は細かな勉強が好きじゃない人が多いですので(笑)
言語を学ぶ際に理想的なのは感覚タイプの学び方なのかもしれません。英語の先生になりたいわけでもないのに無駄に英文法に詳しくなりすぎる人は多いです。
実務で使える英会話を目指すなら、文法に沿った英語が話せていることは大事であっても、それを説明出来る必要は一切ありません。使えてさえいればいいのですから。
ただし、多くの大人の学習者にとっては理屈タイプの方がとっつきやすいことは否めません。無駄に知識をつけることをせず、使えるようになることにどれだけ意識を置けるかが勝負になるでしょう。
オンライン英会話で話せるようになるまでに必要なもの
ここでは、オンライン英会話で英語を話せるようになるまでに必要な時間、そしてやらなければいけないこともご紹介しておきます。
話せるようになるまでの時間
これは一概には語れない理由があります。それは
- 毎日レッスンを受けるのか
- 1日当たりどれくらいレッスンを受けるのか
- レッスンで何をやるのか
- どれくらい集中してレッスンを受けたのか
などの事情によって個人差が大きく出てしまうことにあります。
しかも、仮に全く同じ時間を費やして同じ内容のレッスンを受けた人がいたとしても個人差が出てしまいます。それはその人の集中力やどこに意識を置いていたのか等、頭の中の動きが影響してくるためです。
しかし一般的に言われるのは、3ヶ月継続すると大きく変化を感じ始めるということ。半年から1年かければ普通に最低限の会話はできるようになる人が多いのも事実でしょう。
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話せるようになるまでにやること
英語を話せるようになるまでにやらなければいけないことは実は限られています。
手を広げすぎない方が良いと考えていて、あれもこれもやる必要はなく、逆に多くのことをやり過ぎても成長が遅くなる可能性もあります。
英語を話せるようになるために必要なことは
- 意味の通じる英文の組み立て方を知る
- それを通じる発音で発話できるようにする
だけであって、やることは非常にシンプルです。意味の通じる英文を組み立てられるようにするには以下のどちらかのアプローチを取ります。
- 英文法を学んで意味の通じる英文の作り方を知る
- 意味の通じる英文をひたすら読み込む
1と2の両方をやるのが理屈タイプで、2だけをとてつもない量こなすのが感覚タイプなわけです。
理屈タイプの人は2をしっかりこなせばいいのですが、1だけで終わっている人が非常に多く、感覚タイプはほんのちょっと繰り返すだけでは量が足りません。
感覚タイプを理想と感じる人は多いかもしれませんが、意外とできないものです。(常に「なぜ?」と疑問を持つ性格の人は何の疑問も持たずにとにかく英文を覚えるということが性格上できない)
まとめ
上で見てきたように、オンライン英会話で英語を話せるようになるまでにやらないといけないことはシンプルなのですが、それを思い込みやこだわりで複雑にしてしまうこともあります。
また、やらないといけないことだけに絞ってやれている人でも、圧倒的に量が足りないという人もいます。
お金と時間をかけて学び事をする以上、誰もが失敗したくないと思うものです。
英会話を勉強する全ての人が漏れなく英語を話せるようになってくれたらと願ってやみません。
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