オンライン英会話を上手に使って外資系企業で働けるほどの英語力を手に入れた人などがいる一方で、伸び悩んでしまう人もいます。
それは一体なぜなのか?
オンライン英会話で伸びる人と伸びない人の違いはどこにあるのか?を講師目線でお届けします。
オンライン英会話で伸びる人
オンライン英会話で伸びる人というのは以下のようなことを実践できている人です。
- インプットとアウトプットのバランスが取れている人
- 復習をして学んだことを定着させている人
- 隙間時間を上手く使っている人
- コツコツ継続できる人
インプットとアウトプットのバランスが取れている人
オンライン英会話だけではありませんが、英会話を学んでいる全ての日本人に当てはまりがちなのがコレです。
ズバリ、日本人はインプット重視の学習をしている方が大半です。
日本人が英語を話せない理由は「実際に英語を話してないからだ」という意見を聞いたことがありませんか?
その他にも「英語は絶対勉強するな!」なんていう本も出ていたりします。
これらは、日本人の英語学習者の英語を話している時間が少なすぎるということを指摘していて、それは確かに当たっています。
英語を話せるようになるためには、自分が英語をどれだけ話したかを常に意識するといいでしょう。
復習をして学んだことを定着させている人
一つ前ではインプットだけではなくアウトプットの量を増やさなければいけないという話をしましたが、インプットがないと話せるようにならないのも事実です。
英語の基礎知識は必ず必要ですので、学校の英語の授業もチンプンカンプンだった、またはすっかり忘れてしまったという初心者の方は知識をつける必要があります。
義務教育の過程で経験のある人もいると思いますが、授業中は黒板に書かれたことを書き写すのに精いっぱいで内容をしっかり理解できなかった覚えはないですか?
オンライン英会話のレッスンでも同じで、レッスンで学んだことを一度で定着させられる人は天才ですので、多くの人は復習の時間をとる、または同じレッスンを何度も受けるということをするべきです。
予習は余裕があればすればいいと思いますが復習は大事です。
コツコツ継続できる人
海外留学をすれば英語を話せるようになると思っている人は結構いるのではないかと思いますが、これは留学していることよりも一日中英語に時間を使っているというところが貢献しています。
日本でオンライン英会話を受ける人は恐らく多くても1日1時間~2時間が精いっぱい。中には30分しか時間が取れないという方や毎日は無理という方も多いはず。
その場合には成長度合いも時間がかかりますので、あまり焦り過ぎずゆっくり着実に上達していくことになります。
毎日かけられる時間は少なくても、コツコツ継続できる人は最終的には英語を話せるようになっているので、そんな人たちをモデルに頑張りましょう。
隙間時間を上手く使う人
これは少し番外編ですが、オンライン英会話レッスンの外での自習の部分になります。
一日の中の隙間時間をかき集めると意外に1時間くらいあったりするものです。細切れの時間なのでレッスンは受講できないかもしれませんが、単語を一つ覚えるなどのことはできるでしょう。
忙しい人が多いと思いますが、時間は意識次第で自分で作り出すことができます。
時間を上手く使って着々と英語力をあげていきましょう。
オンライン英会話で伸びない人
では次にオンライン英会話で伸びない人の特徴を挙げます。
もしかしたら「耳が痛い...」という人もいるかもしれませんが、自分を見つめなおす意味も込めて読んでみてください(笑)
- フリートークばかりしている
- レッスンだけ受けてやりっぱなし
- レッスン以外は何もしない
フリートークばかりしている
オンライン英会話受講者の方が取るレッスンで最も多いのはフリートークです。
既に英語をある程度自由に話せる中上級者が、英語力維持のためにフリートークを選ぶ分には全く問題ありません。
でも、まだ英語があまり話せていない段階でフリートークをしていても英語を話すというスキルはあまり上達しないものです。
初心者であればあるほど、自由会話の類ではなく、教材などで用意された英文を何度も何度も繰り返して言う練習をしたほうが効果的です。
例えば、DMM英会話にあるSide by Sideという教材は繰り返し練習するのにおススメです。DMM英会話の評判はコチラ
フリートークではスピーキング力の向上は期待しにくいということを覚えておいてください。
レッスンだけ受けてやりっぱなし
先ほど伸びる人のところで出てきた「復習をする」というのと被りますが、伸びない人はレッスンを受けたあとに何もせず、レッスンを受けっぱなしの状態で終わってしまいます。
これではせっかくレッスンで覚えたこともすぐに忘れてしまって、思うように上達していきません。
レッスンだけで完結するのではなく、いかにレッスン効果を2倍・3倍に高めるかというところが重要です。
レッスン以外は何もしない
上のものと似ていますが、オンライン英会話だけをやっていれば英会話が上達していくかというと残念ながらそうではないのが現実です。
もちろん、オンライン英会話をメインに置いて英会話学習を行っていくのは賛成です。
でも可能であれば自習したことをレッスン内で練習するというようにオンライン英会話を利用できるのが理想的だと言えます。
オンライン英会話で伸び悩みする理由
オンライン英会話で伸び悩んでいる人も見かけますが、これにはいくつかのパターンがあります。
中級者が必ず通る道
一つは、中級者から上級者へとステップアップする際にどうしても時間が必要なケースです。
これは実際には徐々に上級者へ近づいているのものの、本人は目に見える上達を感じることができないために伸び悩んでいると思っていることがほとんどです。
これは誰もが通る道で、ある程度辛抱強く取り組む必要もありますが、あとで伝える対策に取り組むことでこの時間を短縮することもできます。
レベルに関係なく伸び悩む
さて、別のケースが問題なのですが、それは英会話レベルに関係なく全然英語を話せるようになってこない場合です。
これは学習方法・学習アプローチが間違っていることが多いので、そのまま放っておいても時間が解決してくれるものではありません。
その原因はやっぱり「英語を話したつもりになっているものの、ほとんど話していない」ことに尽きます。。。
伸び悩みを解消する対策
大抵の場合、生徒さんの伸び悩みの多くはスピーキング力に関してのものです。
これは本当に灯台元暮らしというか、何だよそれと言われてしまいそうなのですが、、、
対策は、レッスン内で自分が英語を話している時間を常に意識することです。
つまり、そんなこと分かっていると思っている人の多くが、分かっているつもりなだけで分かっていないことが多いんです。
英語を流暢に話せるようになるためには自分が生涯にどれだけの量の英語を口から発したかが問われます。
そして、オンライン英会話を毎日少しずつやっている程度では必要な量になかなか到達しないという単純な話なんです。
中級者から上級者へのつまづきでも同じことで、発音を鍛えるなどで上級者に近づくこともできますが、それ以外に英語を話す量がまだまだ足りないということが大きな要因になっています。
伸び悩みの対策はシンプル
もちろん伸び悩み中の方がやるべき細かい修正箇所は沢山あるので、これを読んで「それは違う!」ということを言う方もいるかもしれません。
ただ、最も大きな原因で、ほとんど多くの人が理解しているつもりでも実際にできていないことがレッスン時間内で自分の話している時間を最大化できるように意識するということなんです。
これが解決されるだけで伸び悩み問題の70%程度は解消できます。あとは細かいテクニックになるので、それはまた別記事で書きたいと思います。
話せるようになりたければとにかくどん欲に話す。これを意識して頑張っていきましょう!